引っ越しをする時にどこに住むかという判断要素の一つとして公共交通機関・アクセスという項目があります。
今回は奈良県奈良市の公共交通機関について勝手に住みやすさ評価をしていきたいと思います。
Table of Contents
奈良市の公共交通機関・アクセスを解説【勝手に住みやすさ評価】
奈良市の特徴は大阪や京都のベッドタウンという特性上、大阪や京都方面に行くことができる電車が用意されているということです。どこに住んでいてもある程度は職場である大阪や京都に出ることができます。
近鉄奈良駅→近鉄大阪難波駅 | 42分 | 570円 |
近鉄大和西大寺→近鉄京都駅 | 42分 | 570円 |
JR奈良駅→JR大阪駅 | 52分 | 810円 |
JR奈良駅→JR京都駅 | 49分 | 720円 |
奈良県内の移動でも近鉄線で奈良南部の中心市「橿原市」、JR線では「桜井市」「王寺町」に移動できます。(ただ通勤時を見てみるとそんなにこのラインは混雑していないので、やっぱりみんな大阪や京都に仕事にいくという感じです)
駅から遠い・バスを使わないといけないエリアは?
不動産を探すときに「駅徒歩10分圏内で・・・」なんて言いますが、田舎の方では結構難しいのが実情です。奈良市でバスも使わないと厳しいエリアはここでは3つほどに分けて紹介します。
①大安寺などエリア【でもイオンが近い】
例えば大安寺や東九条・西九条などのエリアの人がJR線の「奈良」駅もしくは「京終」駅に行こうとすると徒歩30分は確実にかかります。普通の人は南北に走っているバスを利用してJR「奈良」駅に行きます。
バス利用は必須ですが、このエリアは「イオンモール大和郡山」が近いという良いところがあります。奈良は商業施設がないので暇になると全員イオンに行きます。
②藤の木台などエリア【でも第二阪奈乗れるから】
藤の木台や青垣台・六条緑町などのエリアもバスがないと駅にたどり着くのは難しいエリアです。しかも若干起伏があるので、徒歩で行くと坂道も多くより過酷です。
ですがこのエリアは第2阪奈という高速道路に乗って大阪方面に行けるというメリットがあります。
③登美ヶ丘などエリア【高級住宅街やから】
①②のエリアに比べるとまだ徒歩で学園前駅や富雄駅にたどり着くこともできますが、やはり徒歩なら20分くらいかかる場所も多いエリアです。
ただ高級住宅街です。家族の中に車運転できない人がいれば結構不便な割にむしろ人気の住宅街と言えます。電車に乗ってあくせく働くことも必要ない人もたくさん住んでいます。あと郡山よりは小さいですが、イオンモール奈良登美ヶ丘もあります。
奈良市で不便との声が多いのは?
どの市町村にもココこうしたらもっと便利なのにという公共交通機関の不満はあるものですが、ここでは奈良市における電車の不満を2つ紹介します。
①近鉄奈良駅とJR奈良駅が遠い
奈良市では近鉄線とJR線を乗り換えできるところがありません。一番近いのが近鉄「奈良」駅とJR「奈良」駅との間で徒歩13分かかります。
ですので、だいたい奈良市民は最寄り駅が近鉄奈良・近鉄だけ使って大阪・京都に行きますし、最寄り駅がJRならJRだけで大阪や京都に行くことになります。JRだけでも近鉄だけでも大阪京都に行けるので問題ないことは問題ないですが・・・
②延伸しなかった近鉄けいはんな線
そしてもう一つ不満の多いところが、生駒駅から分岐している近鉄けいはんな線です。もともとは関西文化学術都市構想のもと京阪奈丘陵地帯の開発に伴うアクセス強化で作られ、当初の計画では「高の原駅」や「新祝園駅」まで伸びて接続される計画でした。
ですがいつのまにか頓挫し延伸計画は止まっています。
それで地獄を見ているのが京都府の精華町光台。駅が作られると信じて購入した人も多いようです。
奈良市に本当に来るのか?リニア新駅
奈良市の市役所などに行くとこんなポスターが貼ってあります。
首を長くして待っているシカのポスターです。
リニアモーターカーの路線が奈良県北部を通過することは決まっているのですが、その奈良県の何市に駅が作られるのかで、誘致合戦をしているということです。
争っているのは奈良市・大和郡山市・生駒市の3つの市です。ちなみに決めるのはJR東海です。大阪までの全線開通は2045年を予定しており、どの市のどこに新駅ができるのか楽しみです。